爺さんの退院と久しぶりのレモンシトロンとブルッティ.マボーニをつくる...そして婆さんはTeo君に夢中?

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クラクフの旧市街の娘たちのアパートメントから撮った

暮れなずむ美しい夕空です。

コロナの事、爺さんの病気の事等

心配事も一時忘れるほどの美しさです。

同じことばかり言っておりますが一日も早く

自由に世界中を旅する日が来ることを祈るばかりです。

昨日はオリンピックの開会式が行われました。

オリンピックについてはコロナのこの時期に開催されることに

賛否両論の意見が繰り広げられましたが

選手の方々の気持ちを考えると心が痛みますし

私はやはり色んな思いを乗り越えて今はオリンピックが

無事に終わる事を祈りたいと思います。

 

 

 


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爺さんが手術後退院してから

丁度二か月弱で、思うように食事がとれずに苦しんでおりました。

そんなある日、「今自分が何をしているのかわからない」

「頭がボーっとして思考能力が低下している」という症状が出現しました。

上の娘のSkype定期便で話すと

「お母さん何してるの!直ぐに救急で見てもらって!」と

怒られてしまい私もハタと気が付き直ぐに癌センターに

電話をしますと明朝連れてくるようにとドクターから言われ

取るものも取らず車で向かいました。

脳梗塞の疑いもあるとの事で

取り敢えずCTとレントゲンを撮って頂きましたが

幸いCTには異状ないがもう少し詳しく調べたいという事で

その日は即入院と相成りました。

本人も「難しい事が考えられなくなった、記憶が飛んでいる」

等と言いますからてっきり脳梗塞を疑いましたが

その後のMRIやら血液検査などで特に問題がなく

高血糖が続いていた事に関係がありそうだという事でした。

低血糖は危険ですのでそればかりが気になって居て

コントロールの乱れていた高血糖の状態を見過ごしていたかもしれません。

私も少し疲れていて判断が鈍った気がしています。

爺さんは激務が続いたときに1型糖尿病を発症しています。

糖尿病のカロリー計算必須の食事管理を毎日しなければならないことに

続いて食道癌の術後の食事管理が重なります。

本当に癌センターの先生方には細かいところまでよく見て頂き

感謝以外言葉が見つかりません。

そんな中、2週間の入院で先日退院することができました。

糖尿病専門医のT先生に細かなインシュリン投与方法の処方を

頂きましたが此れがまた複雑、摂取カロリーの状況に応じて

インスリンを調節するというものでして

これは困難、どうしたものかと思っていましたが

入院後、幸せな事に殆ど元に戻った爺さんが

今迄の処方どうりに自分でやると言いますので

一か八かやってみましたら何と今は数値が安定してきました。

ラコール+1回の摂取カロリー300代から400以下を

3回にして様子を見ながらやっています。

紆余曲折ありましたが本当に勉強になりました。

人間の体はある意味複雑怪奇です。

この経験をもとに少し自信?もついてきましたが

細かな観察と気は抜けない状況です。

久し振りに少し体調が良くなってきた爺さんと

短い森の散歩に出掛けましたら水挽草や野草が咲いていて

気持が癒されました。

 

 

 

 

 

 


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爺さんの入院中に瀬戸田レモンを送って頂いたので

早速レモンカードとレモンシトロンケーキを作りました。

レモンの香りは疲れた心と体を癒してくれます。

 

 


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ちょっと火を入れ過ぎてしまいましたがまあこれくらいはご愛敬。

レモンシトロンと言いますかウイークエンドと言いますか

昔から宮川敏子さんのレシピが好きで作っております。

もうかれこれ3,40年前の古いレシピです。

この方のレシピはとても丁寧で気に入っています。

今でも重宝しています。

もうお亡くなりになって随分立ちますが

その昔NHKの今日の料理に出られていたことを懐かしく思い出します。

日本の洋菓子の草分け的存在の方でした。

カトルカールと言いますか粉とバターと砂糖、卵が同量で

シュガーバッター法が一般的ですがジェノワーズ法で作るウイークエンドが

好きでこればかり作っております。

 


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レモン果汁を粉糖に混ぜてグラスアローを作り上からかけて固めて

出来上がり。レモンの香りがキッチンに漂い幸せな気分になります。

 

 

 

 

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最近お散歩大好きになったクラクフの孫が

パパと出かけた際ママに野原の草花を摘んで帰るという

粋な?ことをしてくれたと娘は大喜びでした。

 

 

 

 


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野原のあちこちにこんなに可愛いお花が咲いてるんですね。

 

 

 

 


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「どれも可愛いお花だなあ」

 

 

 



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ママに野原から摘んで帰ったお花を活けて。

 

 

 


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我が家の近所の友人のお庭で育てているブラックベリー

美味しそうにたわわに実っています。

彼女はキュウリやナスやミニトマト葡萄等

本当に上手に植えています。

時々とげとげのキュウリやお茄子を頂くばかりの私でございます。

 

 

 


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何時も夏に美味しいスイカを送ってくださるY女史。

90歳になられるとは思えない位頭も体もしっかりなさっていて

英語も凄い!見習おうとて私では到底見習えません。

お隣の双子ちゃんにお裾分けして食べて頂きました。

三浦スイカは神奈川県の名産品ですが

甘くてしゃきっとしたお味です。

美味しく頂きました。感謝です!

 

 

 

 


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イタリアの簡単美味しいお菓子、ブルッティマボーニを焼きました。

卵白1個、胡桃50g、アーモンドパウダー50g、粉糖60g

卵白と粉糖をよく混ぜて胡桃を叩いて細かくしたものと

アーモンドパウダーを入れてよく混ぜてスプーンですくって

オーブンの天板に落として170度で20分弱焼くだけという簡単

美味しいクッキーです。

小麦粉を入れないところが気に入って良く作っています。

焼きあがって冷ましたら粉糖を軽く振って。

 

 

 


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一寸焼き過ぎてしまっても平気です…笑

 

 

youtu.be

 Teo Gertlerというスロバキアブラチスラバ出身の今神童と騒がれている

弱冠12歳か13歳のヴァイオリニストです。

神は二物を与えたもうたと思われるべきTeo君です。

何しろ素晴らしいバイオリンの響きと併せて

立ち姿が美しい!

おまけに今風の子供と同じくバイオリンのケースを

背中に背負ってスケボーに乗って練習に行く姿が

普通の少年らしくて可愛いのです。

メンデルスゾーンのコンチェルト然り

パガニーニカンタービレ

サンサースのコンチェルト然り

彼の奏でる12歳とは思えない研ぎ澄まされた深い旋律、

婆さんは目が点、その響きに酔いしれております。

 

 

 

下のチャイコフスキーメディテーションは娘が良く弾いていた

思い出深い曲です。

技術力と表現力が半端ない彼は疲れた私の心に響き

その旋律に癒されます。

これだけの音が出せる彼の日頃の努力は天賦の才能の一部と

思いますがいつかコンサートで聞くことが出来る日を

夢見る婆さんです。

 

 
 
 
 
 
 
 

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今朝の森の散歩で藪茗荷の花が咲いているのを

見つけました。白い小さな花弁が可愛らしい野草です。

 

 

 

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