ポーランドクラクフからクリスマスの便りとオランダマッチェへリングのお話とゴイサギに遭遇する
先日娘の住むクラクフから便りが届きました。
ピンク色をしたオランダの鰊マティアスという塩漬けのもの
らしいのですがこのマティアスをお料理した写真です 。
この鰊は2年未満のものでないといけない等と決められて
特別な製法で作られているものでビタミン豊富な
栄養効果の高いものであるそうです。
特にポーランドはクリスマスにはお肉ではなく
鯉を食べるという風習がありますので
このマティアス、マッチェへリングともいう鰊は
鯉が苦手な方も美味しく食べられるという事でしょうか?
オニオンやリンゴを使って
ヨーグルトを使うのがクラクフスタイルという事です。
滋味あふれるお料理のようです。
塩漬けのへリング。
ピンク色をしています。
お塩と鰊の持つ成分で
ピンクになるのでしょうか?
今年はコロナのせいで家族単位のクリスマスになるようです。
何だか寂しい気がしますがここは我慢の正念場のようです。
ツリーを飾って家族3人だけでお祝いして
色んなことを見つめなおす良い機会のようにも思えます。
今年の1月に生まれた孫もコロナが怖くて殆ど外に
出ていないようです。日光浴だけは大きく開いた窓や天窓から
気を付けてさせているようですが。
日本とヨーロッパのコロナの状態の差異にも驚いてもいます。
孫が1月に生まれてから早、来月で1年が経とうとしておりますが
我が家の爺さんはまだ一度も孫に会えていないわけでして
寂しい状況が続いております。
こんな状況で会えない家族の気持ちを想うと
コロナよいい加減にして!と言いたくもなりますが
さて来年は爺さんが孫に会う事が出来ますでしょうか?
取り敢えず元気で暮らしていることで安心はしております。
もうすたすたと歩き始めてその元気な様子を
skypeなどで見せてくれていますので
日本からはるか遠くに離れていても
便利な世の中になったことの恩恵を受けていることを
感謝もしております。
毎年代わり映えのしない我が家のクリスマスのデコレーションですが
毎年プレセビオを出してお祈りをすると気持ちも落ち着きます。
今年は大変な年でしたが来年はどうか色んなことが
収まります様にと祈らずにはおられません。
公園の自然観察センターに展示してあった森の植物で
作ったリースが素敵で思わず足を止めて見入りました。
すべてこの森の植物で作られているのです。
これこそ自然の恵みと恩恵に預かっている賜物と思いました。
同じくセンターに飾ってあった森の植物で作られたリースです。
烏瓜と赤い木の実が可愛くアクセントになって居ます。
この所毎日のようにカワセミに遭遇します。
爺さんと二人ワセミちゃんと名付けてしまいました。
が、ちと短絡的な名前過ぎたかと…笑
然し本当に可愛い鳥です。
お昼過ぎに公園に散歩に行きましたら
静かな‽人だかり、こちらも何かと静かに近寄りますと
なんと今まで見たこともない美しい凛としたすがたの鳥が
葦の茂みの中にいるではありませんか!
お隣でカメラを撮り終えた方に教えて頂きましたら
ゴイサギという野鳥で不思議な事に珍しくもお昼に出てきているという事です。
ゴイサギは夜行性で夕方からでなくては見られないのだそうです。
この方は夕刻になってから良く写真を撮りに来ているそうで
お昼に見られることにびっくりされておりました。
何はともあれ見る事が出来てLuckyな事でした。
然し間違って早めに出てきたのか、
とても眠そうな感じを受けました。
ずっと葦の茂みの中で目を閉じて
こっくりとやっているようにも見受けられ
数人の見物のみなさんも静かに見守っておられました。
蛇足ですが爺さんの話によると
longtime ago,
「待て!」と言ったら逃げるのをやめ、
その素直な態度を愛でて,「五位の位を授けよう」
と言った話に由来するとの事です。
何とも昔の言い伝えは優雅なことです。
今年もクリスマスミサのお知らせが教会から届きました。
今年はどうか世界が静まります様にと祈らざるを得ません。
お願いごとばかりではいけないと思っておりますが
ついつい弱い私目は今はお願いごとに徹しております。
何と不信心な不埒物で有ります事か!
森もすっかり晩秋から冬になって
紅葉の絨毯を踏む音が心地よく感じられます。
冬枯れてきた公園の冬の日差しが心地よく感じられます。