人生一寸先は闇…爺さんの病気の発覚から入院そしていろんなことに感謝!
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
昨年の12月中旬からブログがストップしておりました。
暮れのご挨拶も新しい年のご挨拶もせぬまま失礼をしてしまいました。
お許しください。
12月の初旬に爺さんが体の不調を訴えまして
内視鏡検査を受けました。結果がわかるのは12月29日でして
何とその間長く感じたことか、
私たちにとってはクリスマスもお正月もありませんで
ただひたすら結果を待つ不安な日々でした。
結果の分かる29日の早朝いつものように
クワガタちゃんの様子を見ようと虫かごを点検しますと
彼女は動かず活動を終えてしまっていました。
爺さんに話すとがっかりすると思い何もなかったように
そっとそのまま枯れ葉の上に置いてクリニックに出掛けました。
2人で順番を待つ間の不安な気持ちは忘れる事が出来ません。
結果は矢張り食道の扁平上皮癌という宣告でした。
爺さんは落ち着いていましたが私は頭がボーっとして
何を口走ったやら、駄目ですねえ。
これでは何のために付き添いで行ったのかわかりません。
帰り道は爺さんを励ましながらどう帰ったか覚えておりません。
爺さんが言いますにはもう若くはない自分はいつ何時何があっても
不思議ではないと覚悟しているし、ここまで生かしてもらったことを
感謝していると。
しかし私はそう簡単には割り切れない気持ちでおりました。
先日爺さんと散歩の際にまたまたゴイサギを見つけました。
気持が塞ぎがちな時もこの鳥に会うと何だか心が落ち着きます。
カイツムリでしたかのんびりと冬の池を
泳いでいました。
鎌倉から友人がいつものシクラメンを持ってきてくれました。
爺さんが病気の事は誰にも話すなと言っておりましたが
彼女には話してしまいました。
彼女が小さいころから家族で毎年お正月にお参りしている
箱根神社のお札も持参してくれました。
「爺さんの事をお願いするために新年早々一番乗りでお願いしてきたから
絶対よくなるわ、大丈夫」と言ってくれて
彼女の気持ちが本当にありがたく身に沁みました。
持つべきものは友です。
ポーランドに住む長女夫婦も、次女夫婦も
本当に心配してくれて日頃離れて暮らしていても家族の絆を心強く感じました。
爺さんはお陰でこのお守りを入院の際に鞄に入れて持って行きました。
紹介された病院は神奈川県の癌の専門病院です。
高度にシステム化されて実に無駄のないそしてドクターも
チームワークで素晴らしい医療を実践しておられることに
感心しました。
爺さんはとても気に入り「看護師さんは美人ばかりで仕事もてきぱきと
素晴らしいよ」とやけに嬉しそうに?言っておりました。
病棟の薬剤師さんや栄養士さんそれに主治医の消化器外科の先生
糖尿病専門医の先生などチームワークが凄いと爺さん感動して
話しておりました。
いくつかの精密検査で判りましたのは病変は三層まで到達してはいましたが
リンパなどにも転移がなくステージは2という事で
友人のお守りのお陰とクワガタちゃんが爺さんに
恩返しをしてくれたのかな等と思い、
此れから前向きに治療に専念できるのではと
家族や友人、そして関わって頂いた先生方や病院の
すべての方たちに心から感謝をしております。
本当にありがたいことです。
友人からのシクラメンが見事に咲き誇っています。
今年も大切にいつまでも咲かせたいと思います。
コロナのせいでフレンドシップ始まって以来の危機です。
バーバラさんにも会えずじまいで申し訳なくクリスマスに
心ばかりのプレゼントを贈りましたら
わざわざ我が家まで手作りのキャンドルとお菓子を届けてくださいました。
お嬢さんたちと折った折り紙と
素敵なオレンジ色のキャンドルです。
お手紙も添えられていました。
来年こそはコロナが落ち着いてまた皆さんと色んな交流が
出来ます様に祈るばかりです。
爺さんの手のひらに載ったクワガタです。
夏の8月に木の枝から落ちていたのを拾って孫の虫かごに
入れて毎日爺さんが世話をしていましたが滔々逝ってしまいました。
それでも4か月は生きてくれましたのでよく頑張ったと思います。
28日の朝は元気に蜜を吸っていましたのに。
冬の森も中々素敵です。
今朝は森の池も凍って歩いていても手が悴んできます。
まだまだ春遠からじと言ったところでしょうか?