爺さん一歩進んで二歩後退!ニューヨークで流行りの?ボーンブロススープそして手作り舟和の芋羊羹に栗のペースト
我が家の庭の富有柿の木は今年は元気がありません。
去年はまずまずの豊作でしたのに今年は実が大きい割に6個しかついておりません。
それも昨日見て見ると2個落下して4個になっておりました。
肥料もやらず面倒見も悪いのに
これだけ生ってくれていることに感謝しなければと思いながら
出来が良くないと言う、何と得手勝手な主だとは自覚しております。
さて、爺さんの1回目の免疫療法が終わりました。
矢張り高熱が2日ばかり続きましたが頂いた解熱剤で
何とか凌ぎました。
流石に倦怠感が強く癌の痛みもあるようで側にいる私も重い気持ちです。
我慢強い爺さんですが流石にやせ細ってしまった体には
堪えるようです。
然しそんな中でも森から聴こえる四十雀の声や
木々を渡る風の音に暫しの癒しを貰っています。
私達の終の棲家となった今の我家ですが主人の母が住み始めた頃は
森がすぐ傍にあり横浜から遊びに来た親戚の叔父たちが
「お化けが出そうなところだな」と言ったと義母が苦笑していたのを覚えています。
でも今はこうして自然を身近に感じられて爺さんの養生にもプラスになり
有難いことと感謝しています。
今年の秋海棠はとても元気に咲いて
私達を楽しませてくれています。
今年も愛知の山里から爺さんの友人が栗を送ってくださいました。
爺さんが電話でお礼を言っておりましたが
自分の病状の話はしておりませんでしたからお友達に問われて
少し話しましたら少々会話が途切れて。
爺さんとは大学時代からのお友達で何度も我が家に尋ねてくださいましたし
気心が知れて大切なお友達のようです。
心配頂いて心苦しい思いです。
気持ちを入れ替えて。
いつもは爺さんが栗の皮むき係でした。
実に上手に処理をしてくれていましたが
今年はそんなことをさせるわけにもいきません。
取り合えず栗を茹でて皮を剥いてお砂糖を入れ
栗のペーストを作りました。
三時にお茶と頂くと栗の風味が口いっぱいに広がり
幸せな気持ちになります。
少し前にシルクスィートというサツマイモを
八百屋さんで買ってきていたにも関わらずすっかり忘れていました。
丁度700gありましたのでお砂糖と寒天を煮溶かして
大好きな舟和の芋羊羹風に作ってみようと
型に入れて固めて作ってみました。
皮も少し入ってしまいましたし綺麗には行きませんでしたが
中々お味は良かったと一人よがりに満足しております。
爺さんに喉を通りやすい緩めのポテトサラダを作ろうと
思いましたらマヨネーズが無い事に気付きました。
そこで昔のレシピを思い出し卵黄、リンゴ酢、塩コショウ、米油、粒マスタード
で自家製マヨネーズを作りました。
ついでに勢いで塩麴も作りました。
塩麴は一日一回撹拌しておくだけで
これを作っておきますと
お魚やお肉のお料理に役立ちます。
お野菜を漬けて
美味しいお漬物も出来ますので我が家では欠かせません。
マヨネーズを作ると卵白が残りますので
丁度あの大好きな卵白一個にアーモンドパウダー50g
お砂糖30gの軽いクッキーが出来ます。
先日ネットを見ておりましてニューヨークで今ボーンブロススープなるものが
流行っているらしいとわかりました。
何しろスープスタンドもあちこちに出来ているとか。
一体なんぞやと調べてみますとチキンや牛骨に
お野菜を入れて作ったスープらしいと分かりました。
それって昔からありましたよね。
チキンスープは鶏ガラスープとして
それにお野菜を入れてよく作りましたし。
フランス料理の基本のスープはブイヨンやコンソメで
矢張り鶏ガラに玉ねぎ、にんじん、セロリ、を入れて
長い時間かけて煮て漉し器で濾して透明なスープになると
認識しています。
まあそんな思いを抱きながら爺さんの養生スープでも
作ろうと思い骨付きの鶏ウイングを数本、人参、セロリ、
キャベツ、パプリカ、生姜、ニンニクひとかけ、
冷凍庫にあったカボチャを入れて
私流ボーンブロススープを作ってみました。
爺さんには骨を除きミキサーでポタージュスープにして見ました。
これなら爺さんも食道に閊えないし何とか飲み込めます。
これからも当分作っていこうと思います。
これからの季節体も温まりそうなスープは良いですね。
お月見にお団子ススキはできませんでしたが
枝垂れ紅葉の下のテーブルにロウソクを灯して
爺さんと二人暫しのんびりと眺めて楽しみました。