爺さんの退院と目まぐるしく過ぎて行く日々、そして懐かしいクラクフの空

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今年は庭のカルミアの花も見事に咲いてくれましたが

爺さんが退院してからというもの食事や其の他諸々の出来事に

バタバタと過ごしていますうちに気が付くと

金平糖の様な可愛い花弁も茶色になって哀れなほどの

姿に替わっていました。

今年のピエールドロンサールは例年と変わりなく

良くも悪くもないといったところですがコンパッションが

可愛い花弁を付けてくれていました。

ギボウシの葉とレモンバームと併せて活けてみました。

活けてみると矢張りお花には癒されますね。

それぞれの可愛い姿に暫し見とれておりました。

本当に季節の移り変わりは早くあっという間に過ぎて行きます。

齢を重ねるごとに一日の短さを強く感じる事が多くなってきました。

忙しさにかまけてblogもすっかりご無沙汰してしまいました。

爺さんが退院してからというもの腸ろうというものを設置したまま

食道を失って胃を引っ張り上げて造設しましたので

口が食道の代わりをしなければなりません。よく噛むのは当然ですが

むせたりダンピング症状を起こさないように少量を

一日5回程度に分けて摂らなければなりませんので大変です。

爺さんもイライラすることもありますので口喧嘩に発展します。

然しここは我慢をと思っております。

兎に角前向きに病気と上手く戦いつつ付き合っていくしか他ありませんね。

 

 

 

 

 

 

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ピエールドロンサールにブルーサルビア

スイートドリーム、ゼラニウムも咲いています。

ゆっくり手入れをする余裕もありませんでしたので

ほったらかし状態でしたが秋には手入れをしなければと思っています。

 

 


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5月の中旬に森の薔薇園に行って見ました。

ボーッと見ていて名前も書き留めずにおりましたが

とても素敵な薔薇でした。

 

 


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華やかな薔薇も良いのですが

野の花も心がホッと落ち着きますね。

アカバナユウゲショウが咲いていました。

 


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散歩途中の近所のお宅の花壇に

昼顔が咲きほこっていました。

とても野草とは思えないくらいに

中々素敵なお花です!

 

 


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森のいつもの散歩道の途中にある川縁に

鯉が悠々と気持ちよさそうに泳いでいました。

久し振りに歩きましたが残念乍らカワセミ君には会えませんでした。

 

 

 


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クラクフの旧市街の娘たちのアパートメントの

バルコニーから撮った夕陽の中にひとすじの飛行機雲が見える写真です。

孫も随分大きくなり中々やんちゃ坊主になってきました。

こんな時代になってしまい爺さんも病に倒れてしまいましたが

一日も早く日常のありふれた、

今までと同じような時が来ることを願いながら

いつかまたLOTに乗って家族に会いに行く旅に出かけたいと思います。

 

 

 


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マリア教会の塔が見えている懐かしい景色です。

バルコニーのソフアーに寝転んで教会の鐘の音を聞いたり

流れる雲と心地よい風を感じながら

夕暮れ時にカフカが飛んでいく様を眺めたり

クラクフのパリツエ空港から飛ぶ飛行機や飛行機雲を眺めながら

過ごした滞在時の事を思い出します。

そしてクラクフのママの事を考えながら

早く普通の日常に戻ることを祈らずにはおれませんでした。

 

 

 

 


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お婿さんが作ったキーウイのケーキ。

美味しそうです。

 

 

 

 


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滔々お菓子も焼き始めたらしい凝り性のお婿さんです。

 

 

 

 


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私が病棟に勤務していた一昔前は経管栄養は滴数計算をしてから

二時間くらいで落としていました。

所がびっくり今の方法は機械にセットすると自動的に

滴数を設定してくれてしかも8時間かけてゆっくり落としていきます。

操作は爺さんが病院で教えてもらった通り忠実に施行しております。

病棟の看護師さんにも褒められたとかで

歳はとっても理系頭は呆けておりません。

やることもきっちりとする爺さんで私も感心しております。

然し八時間の所要時間は中々大変で

早く抜去できる日が来ることを願って過ごしています。

 

 

 

 

 

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爺さんの知り合いの方からまた佐賀の新玉ねぎを

送って頂きました。マリネやサラダに使っていますが

シャキシャキと瑞々しく美味しく頂いています。

 

 

 

 


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お買い物に出かけた近所のスーパーで見つけた

若狭の名物の葛羊羹。

大好物でしたのであと残り僅かだったのをGetしました。

八女茶を濃く出して美味しく頂きました。

 

 

 

 

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爺さんの病状の事や食事の摂り方の悩み

妹の事など鬱々としておりましたある日の良く晴れた午後

なんと珍客来訪!

懐かしい可愛いあの子?が訪問してくれました。

私の方を窓越しにじっと見て

「おばあちゃんげんきだった?心配してたよ」

何て言わんばかりな様子で(勝手に都合よく考えております)

暫くじっと見合っていました。

密かにちゅるるを用意して待っておりましたので

そっと立ち上がり取りに行って帰ってくるともうそこには

居ませんでした。がっかり!

 

 

 

 

 


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 でも有難う来てくれて嬉しかったわ。

そんな気持ちで疲れた心が暫し癒されて温かい気持ちになりました。

またきっと来てくれると信じて待つことに致します。

 

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