ポーランドにやって来ました!そして我が家の新春ビッグニュース❗️

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新しい年が明けポーランドクラクフ

住む娘の出産が近づいて来ました。

何となく落ち着か無い日々を送っておりましたら

先日の夜緊急帝王切開で男の子が生まれたと報告を受け、

丁度予定したポーランド行きの

前日でビックリするやら安堵するやら、

成田に向かうリムジンバスに乗ってお台場辺りを通り

湾岸の風景を見ながらも心は落ち着きません。

娘も結婚して5年その間流産を2回経験し

その上高齢出産ときています。

AIHも受けましたが中々上手く行かず

失望の日々もありましたが、良い漢方にも

出会い新しい命を授かる事が出来ました。

親としては心配するばかりでしたが

本当にこればかりは神の思し召しと思います。
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レインボーブリッジから見る

海の景色はいつ見ても素晴らしいですね。

ポーランドへと迅る気持も海の景色に落ち着かされます。
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今回の渡欧もLOTのプレミアムにしました。

11時間を超える長旅は婆さんには

体に堪えますので仕方ありません。

お食事はまあまあでしたが今回は朝食の方が

良かった様に思います。まあ心此処にあらずで

食事どころでもなかったのですが。

ワルシャワで国内線に乗り換えてクラクフ

ヨハネパウロ空港には少々遅れて

到着しましたがお婿さんが迎えに来て

くれていました。娘の前日の怒涛のような

出産を終えて少々疲れている様にも

見えましたし、父になった自信に溢れた様な表情にも見えました。
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夜半に到着しましたので病院の面会は

明日にして、いつも婆さんの運び屋?か

と思われる様な大量の日本食

トランクから出し整理です。何しろ今回は

新生児用品も次女から預かって来ましたので

23kgのトランク2個と機内持ち込み用8kg1個

です。老体に鞭打っての苦行の様なものです。

過去2回税関に足止めされた記憶が蘇りましたが

今回は何ごともなくすんなりと出ることができました。

やり取りを想定していただけにちょっぴり拍子抜けでした。


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いつものお部屋から見るバルコニーの

景色も冬枯れの植木鉢と霜で寒そうです。

今年はポーランドも暖冬という事ですが

外に出てみると吐く息は白く木々はフロストシュガーがかかった様で 

私にとっては十分に寒いと感じます。

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此方にきてこのチョコパフに嵌っております。

美味しいったら何の、

一枚いただくともう一枚と止まりません。

おまけに私のチョコレート好きを察して

クラクフのママからこれでもかと

言うほどのチョコを頂き

1人堪能しております。これじゃ痩せるわけないなあと思いながら…
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娘の退院の日、お料理まで手が回りません。

10ヶ月厳しい食事管理をして来たため

それから開放された日に食べたいものが

ピザだったらしいのです。 

で、近所のイタリア人のやっているお店で

お婿さんが買ってきてくれて退院おめでとうの

祝杯を挙げました。何はともあれ異国での

慣れない入院手術に耐えた娘に乾杯です。

 

 


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生まれてからまだ1週間しか経っていないとは

とても思えないくらいしっかりした子で、

怪我や病気をしないで元気に大きくなってくれる事を祈るばかりです。

この子の生まれる日の怒涛の様なストーリーには驚かされました。

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ヤゲヴォ大学病院病室から望む

植物園、かなり規模が大きい。

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病室3階から中庭をみる、

 

お印のあった翌日の早朝に破水を認識し直ぐに

市内にあるお婿さんの大学でもある 

ヤゲウオ大学病院に行きましたら、

破水はまだしていないが産道が4センチ開いてすでに陣痛が始まっていると言われて

かかりつけの産婦人科医にも

連絡すると早朝にもかかわらずすぐに来てくれ、この先生はとても優秀な方で開業しながら

大学でも研究棟に在籍している方で

「状況は既に聞いていると思うけど緊急に帝王切開となりそうだから、今ボスに許可を貰って来たので私が執刀します。安心してね」

何だか爺さんの見ていたDrXのようなセリフではありませんか?カッコイイ!

それからのチームの判断の良さと麻酔医も医者もほぼ全員女性で30分ちょっとの手際の良いopeで赤ん坊を無事取り上げてくれた時の感動は忘れないと娘が言っていました。

ポーランドの医療のことは色々言われている

事もある様ですが

ワルシャワ大学の医学部と双璧をなす

ポーランド国内でも屈指の病院の為

ヤゲウオの医療水準は高いと思います。

なので難しいお産になりそうな、

或いは問題を抱えている産婦を 

受け入れているようです。

実際、病室に多胎妊娠で何らかの

疾病も抱えた産婦さんと同室でした。

彼女は健気な方で自分の退院が決まらない状態なのに明日の退院と決まった娘におめでとうと

喜んでくれたと、そして連絡を取り合う事を約束したと言っていました。

去年自然妊娠で六つ子を取り上げたここの病院のニュースは日本でも取り上げられていました。

日本で言えば京大の附属病院といったところでしょうか?

日本の医学部の様に女性が入試で弾かれることなど殆どないのではと思い

そこは男女平等と感じました。

生まれてから様子を見てくれる小児科医も若い美人の女医さんです。女医という言葉自体違和感を感じるくらいです。

医療制度も日本と大きく違い

これだけ医療を受けてもプライベートクリニックで無ければここも無料です。

娘は腕利きと言われている先生のプライベートクリニックに少々高い対価を

払っても通ったようですが安心には替えられないと言っていました。

その上次の日の病棟内の回診の別のDrにも

「ああ先生のopeね、素晴らしい!」と言われたと言っていました。思えば3年間の長い期間

色んな疑問にも明確に応えて下さり

安心して出産を迎える事が出来たと思います。

異国での出産に不安やナーバスになり

押しつぶされそうになったときもあったと

言っていましたがこのDrと

お婿さんの支えで乗り越えられたのではと

思います。私達は里帰り出産を勧めましたが

お婿さんの考えは2人の子どもなのだから

2人で責任を持って乗り越えるべきで

奥さん1人里帰り出産は考えられないとの

考え方らしいのです。

実際ジジババはその方針で助かりましたが。

最後にもう一つの驚きは

娘が退院から帰ってきて私に言いますに

「お母さんの出番が来たわ、今日皮下注射の

処方が出たからわたしに注射して、

これこそお母さんがクラクフに来てくれた

甲斐があったと言うものよ」と言いますので

なにかと思いきや

術後の深部静脈血栓を防ぐワーファリンの

種類の皮下注射をしてくれと言うもので

先生にも日本から看護師のママが来てるので

ママにやって貰いますと言うとあら丁度

良かったじゃない、となったらしいのですが

日本では考えられ無い事ですね。

今これを指示通りに施注しています。

何でも聞くところによると皮下注射の処方が

出ると薬局で説明を聞いて自己注射を

するのだそうです。日本で自己注射と言えば

糖尿病患者のインシュリン注射位です。

本当に驚きました。

まあ娘の役に立って嬉しくもありますが

考えさせられました。

これはひとつわが親愛なる10年来お世話に

なっている横浜市大出身のK先生に話を聞いて

貰おうと楽しみにしています。

一緒に働いていた馴染みもあり何時も診察時

おしゃべりをして帰るのですが先生が

この件に関して何と言われるか聞いてみたい

気がします。

 

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この時期の赤ん坊はお乳を飲んで眠るだけの存在ですがこれが

初めて親になった者にはかなりの苦行です。

何しろ1時間か2時間ごとの授乳におむつ替えは夜もウカウカ眠れません。

この頃の大変さはホルモンバランスの

問題やらなにやらでマタニティーブルーにもなりますし

これから永遠と続く子育てのほんの序章と思います。

そんなこんなと思いを巡らせて

孫が気持ち良さそうにベッドで寝ている横を

見遣りますと何と青い光のフロアスタンドから

心地よい音楽が流れているではありませんか。

以前PLAYBULBという便利な物を頂いたとかで

それをスタンドにつけて

音楽を流してやっているのです。

バッハがよく眠ってくれるとかでなんと便利なモノが出来たものだと感心しました。

そんなこんなで此処ポーランドでこの歳になっても驚く事や何やかやで唸っております。

 

 

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