今年の4月に最愛の爺さんが逝ってしまって以来
5月から夏あたり迄はどん底の精神状態でした。
最近は少し落ち着いては来ましたが、食欲も出てきて
食べてはいるのですが大好きな美味しいパン屋さんに久し振りに
出掛けて買ってきたアンパンを頬張りながら
無性に泣けてきてそんな自分の姿をどこかで眺めていて
また悲しくもおかしく泣き笑いをしているということがあります。
よく友人にも「元気になった?」と聞かれますが
これが一番つらい。
いつまでもめそめそしている駄目な人間と思われては嫌だと思いますし
別離の悲しみは味わった人でないとわからないと思うのです。
でもわかってもらうほうが無理なのであって
自分の悲しみは胸の奥深くに閉まって
たまに思い切り泣くことで気持ちばかりでも辛さが解消できるかと思っています。
巨大なクリスマスツリーの写真が送られてきました。
3,4年前に行った時のクリスマスマーケットの楽しい雰囲気を
思い出しました。明日はポーランドから娘家族が帰国します。
再会を嬉しいと思う反面年暫く続くカオス?にちょっぴり頭痛が...
先週、次女が久し振りに少しお休みが取れたので京都に行かない?と
誘ってくれました。車の開発等の仕事をしていますので
厳しく多忙な毎日を送っている理工女の彼女ですが
まあせっかくなのでお言葉に…笑 甘えていくことにしました。
子供たちはお婿さんが引き受けるからママと行って来たらと勧めてくれたとかで
然し私は孫とも行きたかったのですが学校やら塾やらで無理でした。
愛知まで新幹線で行き車で待っていた次女と駅で合流して京都まで
車でなんと2時間弱、愛知から京都は本当に近いということを実感しました。
まず行きたかった伏見稲荷に直行。
神社の広さに驚かされました。
千本鳥居が有名で
これを見る目的に海外からの観光客も多いとか?
確かにアジアからの観光客が多くアジアのいろんな国の
言語が飛び交っていました。
然し境内の広さにはうなりました。竹林を回る散歩コースなど
私にとってはそれを全部回るのは苦行です。
なのでお山めぐりは遠慮しました。
お稲荷さんがあちこちにあってお顔を拝見しながら楽しみました。
境内にあった獅子の像の何となくユーモラスで可愛い事。
伏見稲荷の境内にある 稲荷茶寮で濃厚なお抹茶味の
ソフトクリームをいただきました。
境内を歩き疲れた足と乾いたのどに優しいとてもおいしいソフトクリームでした。
八島が池と呼ばれている池のある素晴らしいお庭を拝見しながら
頂きました。神社仏閣というのは本当に気持ちが落ち着きますね。
東寺にも寄ってみましたが少し迷って付属の洛南中高のほうへ
向かってしまいました。娘が言うには
関西有数の進学校だとか、お寺も立派でしたが学園も立派でございました。
宿泊したところは娘の会社関係のとても素敵なホテルで鴨川沿いの
静かな場所にありました。そこから歩いて行ける平安神宮の
夜詣でに行ってみました。境内に素敵なカフエや蔦屋ショップなどもあり
のんびり覗いて京都の夜を楽しみました。
携帯ではあまり写りがよくありません。
夜にライトアップされた
平安神宮は神々しいほどでした。
お参りの方も多く、夜はさすがに若い観光客が多かったです。
夜は中華料理にしようと娘が言いますので
えええー京都に来て中華料理?と思いましたが
「そう言わないで、お店を見るだけでも良いわよ」といいますから
鴨川沿いを歩いてそう遠くない東華菜館に来ました。
四条大橋西詰にあるこのお店は1926年に出来たとのことです。
何しろ日本に現存するエレベーターでは最古のものとか!
矢張り京都は戦火を免れていますからこういうものも残っているんですね。
私がブログを書いていることは娘は知りませんので
写真をパチパチと取るのは好きではない娘が嫌な顔をするので…
今回はあまり良ショットが?取れませんでした。
お料理の写真も撮っていませんがお味はまずまず。
中華といえば爺さんの地元横浜は名店が犇めいておりますし
爺さんの小さいころから時々連れて行ってもらった思い出のお店も
あったりして矢張り中華料理は横浜中華街かな、と思いますが
このお店もとても素敵でしたし大正15年という昭和に移行する
激動の時代に造られたというだけでもワクワクしました。
お店の方がエレベーターを操作して上の階に案内してくださいました。
歴史的エレベーターの雰囲気を味合わせていただきました。
爺さんと何度か行った思い出のそして
私のお気に入りのイノダコーヒー本店で
ランチをいただきました。京都にしては本当に良心的なお値段と
頃合いの良いサービスでホット一息付けました。
美味しかった。
一度も行ったことがなかった嵯峨野のトロッコ電車に乗ってきました。
娘はしぶしぶという感じでしたが私が行きた~いというので
車で連れて行ってくれました。
ところがトロッコ電車です。電車の上部は全開でそれでなくとも雪のちらつく
寒風吹きすさぶ京都でこれに乗るのは多分海外の方か
私ぐらいのものと自身でもあきれておりました。
まあお天気だけはよく晴れた一日でしたので救われました。
景色も素晴らしく春夏秋冬それぞれに美しい景色が
楽しめるのでは思いました。
窓は全開状態です。
海外の観光客の方が圧倒的でしたが皆さんそれぞれに
楽しんでおられるようでした。
然し京都は寒くて底冷えがしました。
春夏秋は船で保津川下りが盛況のようですが
流石に厳寒のときは無理だと思います。
なんだかんだと2日間の京都を娘のおかげで楽しみました。
今年は爺さんのことがありましたが
来年からはまた少し旅行にも出かけてみたいと思っています。
まずは忙しい仕事の中旅に連れ出してくれた娘に感謝です。
クリスマス前にお花屋さんでマジックアマリリスなるものを
見つけました。お水が全くいらないそうで
このまま春まで何もせず置いておくと大輪の
アマリリスの花が咲くのだそうです。
これは春が待ち遠しいなと今から楽しみになってきました。
さてどんなお花が咲きますやら!
妹と2人でクリスマスをと思い簡単なものと妹の好きなフルーツケーキも
作り昔話をしながらも病気による認知が少し進んできた妹は
悲しいかな会話が成立しないこともあります。
この日は食事を済ませて早めに床にはいりましたが
明け方事件が起こりました。
早朝妹が転倒してしまい、これは大変と関節の可動域を見ましたら
両上下肢に異変はなく肩甲骨が少し腫れていましたので
日曜日でしたので安静にして待って次の日に診察に行きましたら
肩甲骨骨折の診断でした。CTやら血液検査やらで他は異常なしということで
ひとまず向こう2,3週間は安静にしているほかないということでした。
今年は最後の最後までいろんなことがありました。
爺さんを亡くして自分自身も老いを感じる年でしたが
色んな事にめげずに前向きに生きていかねばと思っています。
毎年鎌倉からシクラメンを持ってきてくれる友人が今年も
行くわと言ってくれましたが
今年は私が出かけてみますということで
お天気の良い日に鎌倉に出かけました。
長谷の小道沿いに紙貼画のサロンのような小さなアートギャラリーのような
お店を見つけました。
今度時間のある時に覗いてみたいと思います。
彼女から頂いた深紅のシクラメンは茎と根がしっかりしています。
私が11月に購入した薄いピンクのシクラメンは茎が弱く直ぐに
ぐにゃっとなってしまいます。
彼女に「毎年大変だからもうこれで最後にしてくださいな」というと
「あらっそんなこと言わないでよ、このシクラメン作っている若い農家の
ご夫婦はけなげに頑張っている人なのよ、だから、私応援してるの
あなたも応援すると思って私からの一年のささやかなお礼でもあると思って
協力して」と優しい心根の彼女らしい答えが返ってきました。
じゃあ尚更大事に育てなきゃと思った次第です。
彼女の家の日当たりの良いサンルーム状態の植物が沢山置いてある
お部屋は私も大好きです。
何度も同じことを言うとお母さん年取ったわねと娘に
くぎを刺されますが 今年は私の人生で最もつらい別れの年でした。
然しいろんな方に支えていただいて今日までこれたことに
感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてブログを読んでくださる方やコメントをくださる方に
感謝しながらこれからまた前向きに暮らしていきたいと思います。
今年も本当にお世話になりました。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様どうぞよいお年をお迎えください。