クラクフから鷹ノ巣城群へ、そして心温まる旅のガイドが素敵過ぎる!

 

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先月ポーランドへ行った折

鷹ノ巣城群を見て廻りました。

何しろ約25ある城を全部見るには

かなりの時間を要します。

効率的に有名所を、取り敢えず7箇所

8時間コースで廻るという設定の

小旅行をプレゼントしてくれました。

クラクフのマウイルネックの

近くの旅行社にお婿さんが予約して

くれていたので朝9時にエージェントに

行きましたらポーランド人のカップルが

2名、私達3名,ガイド見習いの女性1名

バンの運転手さんと,後から乗って来られた

年配のガイドさんの計8名で出発です。

 

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最初はオイツフ城です。

高い崖の上に遥か昔に優美な姿を留めて

いたであろうと思われるお城です。

今も修復中でした。

そういえば世界中のゲーマー?に有名な

ウィッチャー(男性の魔術師)という

ポーランドで作られたゲームの背景というか

設定が中世のヨーロッパでイーグルネスト

クラクフの旧市街など、ポーランドの街並み、自然にそっくりだと言う事でした。

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次に訪れたのはピエスコバスカバ城で

美しいルネッサンス様式の城です。急な崖の上に聳え立つ

素晴らしい城でした。

 

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このアングルは人気があるようです。

似たような写真を見たことが有り、あらっ同じ写真って思いましたら

人気のあるアングルだったのですね。

ガイドさんのお話によると昔この城の何代目かの兄弟の城主が

城を訪ねてきた商人から金品を奪って殺してしまっていた所

それが露見し怒ったカジミエシュ父王が兄弟の城主を殺してしまった

と言うお話です。長い年月に 色んな物語があったのだろうと思いました。

このガイドさんはっきり言って話が長い、しかしよくある

ありきたりの通り一遍の歴史の話ではなくポーランド愛?溢れる

熟練ガイドならではのそれぞれの地域の逸話や昔話を織り交ぜ

話されるのです。もちろんポーランド語ちんぷんかんの私は通訳してもらいながら

理解をするのですが素晴らしかった。歴史オタクはたまらないでしょう。

 

 

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イタリア式庭園幾何学的な景観の

手入れの行き届いたお庭でした。

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お城の側にある有名なヘラクレス棍棒

名付けられた岩。近くに行ってみると

大きさに圧倒されます。

丁度 結婚式の写真を撮っていました。

 

 

 

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次に訪れたのはミルフ城です。

丁度ここで中世の時代に行われていた

武術大会か何かのトーナメントが

行われていました。

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村人の服装をした方も。

 

 

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 みなさんそれぞれの中世の時代を彷彿とさせる衣装を着てらして

それが流石に体格にあっていてとってもマッチしてるのです。

写真を撮り忘れてしまいましたが甲冑をきた美男のランスロット?と見まごう

麗しい騎士もいました。思わずウットリ見とれてしまい写真を

撮り忘れてしまう婆さんでした。

 

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 鷹巣城群の周辺の住宅内に大きなリンゴの木が植わっていて

美味しそうに?実をたわわに付けているのです。

ポーランドの田園風景だけでなく一般の住宅内にリンゴの木があるのを

何度か見ました。きっと季節になると家族総出でリンゴの収穫を

するのだと思います。美味しいリンゴのケーキを思い浮かべました。

ポーランドのリンゴのケーキは美味しいです。

 

 

 

 

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シロンスクのオルステイン城です。

クラクフからチェーンストホーバにかけてのジュラ紀の巨大な石灰岩

出来ていて、長い年月をかけて隆起し、変化してきた大地と言う事で

その渓谷の崖の上にイーグルネスト群のお城が立っていると

教えて頂きました。

 

 

 何しろ広い。かなり大きな催し物もできるのだと思います

 

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何しろ広いのです。

 

 

 

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 ラクダの岩、周囲にはそれぞれの似た形の名前が付いた奇岩があります。

なるほど、どれもピッタリの、ネーミングです。

 

 

 

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ソクラテスの顎?だったかの名前がついている岩です。

確かにソクラテスが空を仰いで煩悶しているような?

 

 

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隆起した大地に聳え立つお城…中世の時代に行き来したであろう

人々に思いを馳せウットリ眺めてしまいました。

 

 

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お城の入り口に差し掛かるとガイドさんが 足元を見て!と言われたので

みますと何と足元の石にアンモナイトの化石が! 凄い。

 

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お城の場内、様々な生活の場所のお話がありましたが

すっかり忘れてしまいました。

 

 

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お城の3,4階あたりから見る風景。まるで中世のお城の壁に掛けられた

絵画のようです。

 

 

 

 

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お城の中の展示物、蛮族、オスマン帝国などと戦った頃の

いわば戦いの服装。

 

 

 

 

 

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ここは牢として使われた場所です。

 
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Bobolice 城です。現在の持ち主が少しづつ修復され内部はとてもきれいに

なっておりお城に住みたくなるように?作られていました。調度品なども

素晴らしく15,6世紀に作られた?アンティークの見事なテーブルや椅子が

設置されていました。お城の周りもきれいに整備され

宿泊施設やレストランもありました。

 

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ガイド見習の素敵な若い女性。

来週は年に一回のカジミエシュで行われるジューイッシュフェスタ

があるので楽しんできますと笑って話されていました。

 

 

 

 

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ポーランドのTVP(国営放送)で現在放送中のポーランド史のドラマ

だそうです。

 

 

 

 

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同じくこのお城で撮影された中世史のドラマのポスターです。

 

   

 

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お城のバルコニーの一部から眺めた風景

森の緑が安らぎます。

 

 

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 一時絶滅寸前だったヨーロッパバイソンの剥製が壁に掛けられていました。

物凄い大きさです。今はベラルーシに近いビャウォヴィエジャの森で保護されています。世界遺産としても森と共に保護されているそうでこれは

昔のものなので今はこの形態はあり得ないという事でしょう。

 

 

 

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甲冑アンティークマニア垂涎?のものがずらりと並びます。

学芸員と思われる女性のお話が素敵でした。

 トレイル最後のお城の展示におじいさまのガイドも釘付け。

 

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 予定のお城は全て周り、クラクフから約30Kの道のりを約束の8時間もとうに超えていました。

ですが、、ガイドのおじいさまの説明に熱が入り?運転手とガイドさんが

仰るには予定のお城は既に見れたけれど、時間の許す限り他のお城にも連れて行ってあげたかった、

少し足を延ばしてヨーロッパ随一の砂漠?を見せてあげたいと言われ、、連れて行って

貰いました。昔の共産主義時代には映画やテレビの撮影で砂漠の場面があるときに

時としてサハラの代わりに撮影現場として使われていたとか。そんな面白い話もしてくださいました。

私は初めてのガイドの利用、それも現地ガイドの方でしたが

皆さん心優しいそして過剰でもなく淡々と?した実にポーランド人らしい方たちでした。

一台のバンにツーリスト5人,ガイドを含め旅行社の方が3人と言う,

贅沢な設定でその上料金が安い。

お昼のお食事もガイドさんたちは目立たないように離れたテーブルでひっそりと。

一緒でも良かったのにと思いました。とても気遣いのある方たちで

海外にいるのに気の置けないのんびりと旅を楽しめる雰囲気を作って頂きました。

2人のポーランド人カップルがこれまた良い人たちで英語も上手、彼の方は

歴史オタクで?いろんなことを良く知っていて教えてくれました。

中世の戦いの中でのくし刺しの刑の話はちょっと怖かった!  

約束の時間をゆうに2時間以上は 超えていました。

良心的なガイドに感動してしまいました。

帰りもアパートメント前まで送って頂き.、有難い事でした。

クラクフ市内観光はガイドは要らないくらいですし

そんなに大きな町ではありませんので一人でも回れますが、周辺の観光地は

是非こういう良心的なポーランドの旅行社に頼まれると絶対にお得ですし旅を3倍楽しめます。

運転手さんはクラクフ南部の世界遺産になっている木造教会群なども、よくご存知で

ご自身でもよく行くと話されていたので、お婿さんは又是非頼みたいと言っておりました。

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 ヨーロッパ唯一?の砂漠

 

 

 

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それぞれのお城の周辺に咲いていた野の花

とてもきれいでしたが名前がわかりません。ウィッチャーに出てくる薬草そっくりです。

 

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 アザミと一緒に咲いていました、白い小さな花弁が可愛い。

 

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 黄色が鮮やかな野の花です。

 

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 スグリの実でしょうか?

 

 

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 紫のりんどうに似たお花

 

 

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  山帰来のような?

 

 

 

 


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