シンフォニエッタクラコヴィア&トマスコニエチュニー Concert in Ueno
友人の注文した
”ブリューゲル展コラボメニュー
食いしん坊の食卓”
流石美術館の中のレストラン
メニューのネーミングが凝っています。
上野の美術館の中にある上野精養軒の
レストランでお昼のランチを頂きました。
前から楽しみにしていて娘のバイオリンの先生でもあり
シンフオニエッタクラコヴィアのメンバーでもあるCさんの
コンサートに来ました。
まだ時間も余裕がありましたので
友人と2人のんびり上野公園を散歩しながら
プラド美術館展のベラスケスも見たかったわねー、
いやいやブリューゲルが、何て言いながら
もやって居ましてアーティストの端くれ?
(ごめんなさい🙏)の彼女には
其方の方が良かったかなと思いながら
良く晴れた気持ちの良い公園を眺めながら
コンサート開場まで積もる話をしながら
お昼を頂きました。
私の頼んだ桜のメニュー
甘鯛とソールリングのフリット
ハーブ添えビーツ桜ソースと共に
何て凄い名前が付いておりましたが。
桜の品種、コマツオトメ原木だそうです。桜も咲き始めていました。
辺りはお花見の準備が進んでいて
名物上野のお花見の準備万端といった所でした。
歩いている途中にCさんからの確認のお電話もいただき
公園を歩きながら東京文化会館へ向いました。
開演前の舞台
パンフレット
まずエネルギッシュなユレク・ディパウの指揮に魅せられ
シンフオニエッタの素晴らしい演奏で室内楽の醍醐味を味わいました。
音楽のわからない私さえもスラヴィックなメロディーに感傷的になり
感動を覚えました。ペンデレツキのシンフオニエッタ
書かれなかった日記のページとアニュス・デイ(ポーランドレクイエム)は
こころを揺さぶります。今生きているものとして死者の魂への鎮魂と
これからの未来を想い書かれたのであろうと感じました。
圧巻はドボルザーク国際コンクール声楽部門で優勝しウィーン国立歌劇場
で活躍していて今ヨーロッパでも人気を誇る
ドラマティックバス、バリトンのトマスコニエチュニーです。
表現力とパワフルな声量はマイクを使わないのは当然ですがホールに響き渡る
素晴らしい声が観客のお腹にまで響いてきて、ブラボーっ!とアンコールが
凄かったです。我がお婿さんから教えて貰ったペンデレツキを
前から聞きたかったのですが今日はそれが素晴らしい形で実現できて
幸せでした。
コンサートが終わり余韻も冷めやらぬまま
お約束していたシンフオニエッタのヴァイオリニストCさんと少しの時間
お話することが出来ました。Cさんは娘にとっては厳しくも暖かい方です。
Cさんも会えてうれしかったと言って喜んで下さり、
娘さんに今日のことをクラクフに帰って伝えますと言われ、
私の持参した贈り物も手渡しすることができ安心しました。
オーケストラはこの後ドイツでの演奏会も控え
まだこれから18公演あるそうです。大変精力的な演奏活動に
びっくりするとともにプロの演奏家の大変さを感じました。
ホールを出たころはすっかり夜の帳も降りて上野周辺は
ネオンがきらめいていました。友人とコンサートの感想を話ながら
次回は没後50年藤田嗣治展の約束をして帰路につきました。
はるうららのデッキでの元気だったころのうに