香りの思い出と頂いたCDの話
酷暑が続いています。
一歩足りとも外に出たくなくて昨日は
長いこと存在を無かった事にしようと
整理していなかった戸棚の整理を
しましたら出て来ました。
忘れていた、うん十年前からの香水類が
私は香水が苦手でして、なのに
爺さんが仕事で海外に行くたびに買って来てくれ、
娘達に使って貰った物もありますが
何故かこれだけしまって居りました。
香りも香害といわれたりもしますが
ヨーロッパなどは体臭の関係か立派な男子が
ショップで香水を吟味している姿を良く見ました。
そして香水に纏わる話も興味深いものがあります。
まず上の黒いガラス瓶のJOYはジャンバトゥ
の傑作と言われて世界ではシャネルの次に売れた香水と言われているそうです。
今はもうこの黒瓶は余り見かけないようです。
次に中央の小さな瓶はゲランのMitsuko です。1919年にヨーロッパの日本ブームのなかでジャックゲランが作った最高のものらしいですが日本女性の名前を使っていますのでその由来を知りたいと思いましたが
ゲランは特に特定して作っていないと言ったとか。
EUの祖のクーデンホーフの母のカレルギー伯爵夫人の青山ミツコと
思っていましたのでがっかり。
しかしチャップリンが愛用していたとか、
ジーンハーローが愛用していて、その夫が
その妻の愛用してるミツコを付けて自殺したとか、まあ話題に事欠かないのです。
真ん中のイブサンローランノシャンパーニュはこれまた
フランスのシャンパーニュ地方のシャンパン醸造?組合から訴えられて
サンローラン側が敗訴していますが。
なんでもシャンパンと言えるのはうちだけだよ、と言う事らしいのです。
そして中央の左寄りの銀のキャップは
随分前に、香水が苦手と言いながら夢中で
作っていた頃の自作の香水です。
昨日開けてみましたらミドルノートのウッディな
香りが匂い立ち、結構自己満足。
これからは少しずつ使っていきたいなと思っています。
老臭を消すためには嫌ってばかりもいられません。
さて香りのお話のあとは音楽のお話を少々。
3月に来日されたシンフォニエッタクラコビアのCさんが是非会いたいと言われ
クラクフ滞在時お会いしてお茶をして来ました。お茶をしていて楽しい会話中、
娘達の音楽家のお友達のピアニストご夫婦が見え、
楽しいお茶会になり、私なぞ言葉も
わからぬまま雰囲気に圧倒されてしまいました。場所も世紀末風、何かのワンシーンのようで、場違いな婆さんはあーうーあーうーと
呪文の様な言葉を唱えておりました。
しかし、ポーランドで音楽活動をして行く事の大変さ、シンフォニエッタの立ち上げも
ペンデレツキさんに相談した際、ウィーンフィルのコントラバス奏者のユレクディパウが良いのではと紹介され、まとまったと言う話だとか、
道理でユレクディパウのヴァイオリンとコントラバスの二重奏が素晴らしかったのが納得できました。
ペンデレツキとグレツキはポーランドの現代音楽の巨匠といわれています。
シンフォニエッタもとくにこの2人の作曲家のものの演奏が多いようです。
前後しましたがCさんから頂いたCDは
Cさん達が別に、カルテットを結成して演奏活動を
されているDAFO String Quartet のCDで
グレツキのsongs are sung とペンデレツキの
String Quartet No3でした。
少々難解な部分もありましたが全般的に
コンテンポラリーの中にあってやや古風な
鎮魂歌のような作風に感じました。
どちらかと言えば好きな部類の曲でした。
さて人生に素晴らしい音楽は欠かせませんが
食も又これ然り。
先日とっても素敵な京女の
I さんに頂いた大好物の京のお漬物。
美人でセンスの良いIさんは少しお姉様で
わたしのお手本の方です。美味しかった。
ブログにいつもお邪魔している
うさこさんのきゅうりの佃煮、
これがなんと美味しいのなんのって!
ついついご飯が進みます。
うさこさんありがとうございました。とっても美味しかったです。
暑い日が続き何もしたくないので
じゃがいもとカボチャのサラダを
はさんでパニーニにしました。
今日の夕食はこれだけ。
でも美味しく頂きました。
ご馳走さまでした。