秋晴れの日ルノワールとパリに恋した12人の画家達に会いに?行く
この所久し振りに秋晴れが続いております。
お天気が悪かったり体調のせいで出不精になっておりましたが
ルノワールとオランジェリー美術館コレクションが横浜にくると
あっては行かないわけには行きません。横浜美術館開館30周年記念と
銘打っても居ますので尚更です。
オランジェリーといえばポールギョームは切っても切れない関係ですし
ポールギョウムが画商として関係を築いてきたエコールドパリ派の
綺羅星の様な画家たちの絵が思い浮かびます。
足はヨタヨタ心はワクワクの状態で我が家から30分弱の
桜木町のみなとみらいまでいざ出陣です。
横浜美術館はまだ開館30年の新しい美術館です。外観も新しく開放的で
現代的な美術館と言った感じです。
イタリアのヴェナンツォ,クロチェッティの馬と少年のブロンズ像が
美術館の外にあって目を惹かれます。
パリのギョームの邸宅の書斎です。
当時の写真や資料に基づく再現模型です。ギョームに関わる画家たちの絵や
アフリカ芸術に傾倒した彼らしいアフリカの彫像などが飾られていました。
ルノワールは8点、有名なところでは手紙を持つ女。
ピアノを弾く少女たち、バラをさしたブロンドの女,いづれも
光と愛に満ち溢れたように描かれているように感じられました。
ルノワールの女性像は豊満で豊かな女性美を描いています。
そしてこのことはルノワール自身が持つ女性像を感じます。
印象派と言えばルノワールが思い浮かびますし悲劇的な画家の人生とは
違った家族に恵まれ、又生存中に認められたこともあるでしょうが
彼が創作意欲を掻き立てた地、地中海の心地よい光や風や空気を
見る者の心にも感じられる絵のような気がしました。
そして12人の画家達、シスレー、モネ、セザンヌ、ルソー、マティス、
ピカソ、モディリアーニ、キース、ドラン、ユトリロ、スーチン、
唯一の女性画家ローランサンまで堪能させて頂きました。
しかしやはり好きな画家は決まってしまいますね。
それぞれ魅力的な素晴らしい画家ばかりなのですがドランとモディリアーニ
の絵の前では足が動かなくなってしまいます。
面白かったのはココシャネルとローランサンは同世代で親交があり
シャネルにはその絵は気に入らなかったため描きなおすように
頼んだそうですがローランサンはこれを断り
シャネルを田舎娘と詰ったという逸話があるそうです。
芸術家の色んな逸話は興味をそそられますね。
秋晴れの横浜港に見る日本丸
久し振りに動く歩道から撮ってみました。
正面玄関から入ってすぐのグランドギャラリーです。
国内最大級の総合美術館と謳われているだけあって
グランドギャラリーの広さにも唸ります。
高い天井の吹抜けの下に作品が展示されていて
圧倒されます。
パリのギョームの邸宅の食堂です。
お散歩の途中たわわに生る見事なアケビを見つけました。
もっと熟すと中が割れて美味しい実が頂けるのでしょうか?
食いしん坊の婆さんらしい発想です。
小さな赤い実が沢山ついた木。
ガマズミ?でしょうか?
公園の側にある神社に七五三の旗が立っていました。
そういえば11月は七五三の月ですね。
可愛い衣装の子供たちの成長を祝う習わしは
心が温まりますね。
散歩から帰ってくると丁度いつもの爺さんの友人が
見事な次郎柿を送ってくださいました。
いつも感謝です。早速妹や近所の方にお裾分けした後
頂いてみますと甘い!そして山里の香りを感じました。
昨日散歩のついでにバラ園を覗いてみました。
秋バラが見事に咲いていました。
オレンジ色の薔薇も素敵です。
芳醇だったか?
野に咲く花も心が和みます。
黄色い可愛い花弁が沢山ついています。
バラ園の側でのんびり、まったりとした可愛い猫ちゃん。
まるできれいなバラをゆっくり鑑賞しているかのようです。
我が家のお茶の花も咲いています。
例年10月から11月に可愛い白い花をつけて楽しませてくれます。
こんなに可愛い白い花も お茶畑ではあまり見ることが出来ないようです。
お茶の新芽に悪い影響があるとかで
早めにお花を摘み取ってしまうようです。
美味しいお茶を作るためにはお茶農家の方のご苦労は
大変なのでしょうね。
お茶に限らずお野菜やお米等生産農家の方の苦労が
合って私達が美味しいものを頂けているのだと感謝感謝です。