クラクフ織物会館地下博物館と3つの教会の巡礼?無原罪の聖マリアの日

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クラクフの旧市街のヨーロッパ一広いと

言われている中央広場に織物会館があります。

何しろ大きい建物でその地下にこれ又巨大な

遺跡が発掘された跡や博物館があるとは

通り一遍広場を見物しているだけでは

とても信じられない場所です。

 

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 床がガラス張りで不思議な感覚でした。

 

 

 

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上の写真はポーランド政府観光庁の紹介写真からお借りしました。

 

 

ここは入館するのに予約が必要ですし、時間で人数制限があり

混んでいてゆっくり見れなかったという事はまずありません。

ポーランドの歴史を年代別に3Dやコンピューター化した体験型博物館で、

歴史的建造物の地下にあるとはとても信じられない様なものです。

これが中々見応えがあります。展示物其々が興味深いものでしたが

私が特に衝撃を受けたのは地中深くに眠っていたお墓です。

小さな子供の其の儘の亡骸のお骨が綺麗な形の

ままガラスばりの床の下にあって、その上を

通るのに躊躇しました。中世の時代は小さな子が健康に生きられるのは

難しい時代だったのでしょうね。死者に対する考え方というか、

歴史の1つと見るのか何とも言えない気持ちでした。

 

 

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その後ポーランドの伝統的なお料理を

食べさせてくれるGruska Novaという

レストランに行ってみました。

ここは何世紀だったか忘れましたがポーランドで女性が初めてカフェに入る事が出来るようになった最初の歴史的なレストランだとか。

兎に角、インテリアもお店の雰囲気もまさに

アンティーク!見飽きません。

 

 

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タルタルです。やっぱりタタールから来てるのですね。

モンゴル帝国遊牧民の食文化がヨーロッパにまで及んだことを

鑑みるとおそるべしタタールと思いました。

 

 

 

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ポーランド風パンケーキとグラーシュ?だったかビーフの美味しい煮込み料理と一緒に

頂きましたがとても美味しかった。

 

 

 

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伝統的なチキンカツもとっても美味しい。

 

 

 

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窓辺から旧市街の通りが見えます。

 

 

 

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デザートを頂くのにカフェの席に

移動しました。窓から織物会館の広場が見渡せます。

 

 

 

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ポーランドのリンゴのケーキ、シャルロトカです。

ポーランドは本当にケーキが美味しいですし、

特にリンゴのケーキが美味しいので有名です。

 

 

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温かいベリーたっぷりのソースの上に

アイスクリームが乗っています。

食べた事がないので珍しかったのですが 美味しくいただきました。

 

 

 

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温かい気持ちになる可愛いデコレーションの

店内です。クリスマスの飾りつけもシンプルで 

流石ヨーロッパと思ってしまいました。

壁にはこのお店の名前の由来の洋ナシのオブジェが掛かっています。

 

 

 

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 階段も建物の作りも歴史を感じます。

 

 

 

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お店の入り口にあったディスプレイ。

 

 

 

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文学サロン クラクフ図書館とあります。(多分?)

何か文学講演か何かのお知らせのようです。

此処のレストランは昔は文学を語り合う作家たちが集まるサロンと

音楽を語り合う音楽家たちのサロンがあって多くの有名な

芸術家たちが喧々囂々の芸術論や音楽論を戦わせていたらしいのです。

矢張りクラクフは古い歴史の都ですね。

そんな場所で素敵なお茶が出来て幸せでした。

 最近英語と一緒にポーランド語もボチボチ勉強し始めました。

何しろスラブの言語はアルファベットから学ばない事にはどうしようもありません。

今回もクラクフのママと話をするのもママは英語を話さないので会話が成り立たないのです。上のポーランド語のお知らせもさらっと読めるようになりたいものです。

しんどい事ではありますが老いた脳の活性化と思って頑張ります。

ポーランド語って会話を聞いているとシュシュと言った感じで可愛い言葉なのです。

日本語の母音はあいうえおの5個ですがポーランド語の母音は8個あります。(正確には9個)しかしスペリングが3通りもある軟子音だとか何しろ男性名詞、女性名詞、

中性名詞迄ありますから婆さんの頭では混乱を極めます。

さてこの先何年経てばまともに話せるようになるかと思うと棺桶に片足どころか

体の半分は入っている状態ですから夢を実現する迄一体どの位時間が掛るか

気が遠くなりそうです。

 

 

 

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 次の日クラクフのママから電話があって今日は一年で一日の内

一時間だけ神に祷りをささげると願いをかなえて下さる

無原罪の聖マリアの日という事で是非行くと良いと勧められましたので 

行って見ることにしました。

12時から13時の一時間のうち、回れる教会を周って見ようという事になり

それで11時40分過ぎから出発してまず聖フランチェスカ

に行き次はマリアツキ、最後に聖十字架教会に行きました。

 

 

 

 

 

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 フランチェスカンの入り口。

 

 

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 フランチェスカンにある有名なステンドグラスです。19世紀にこの教会を

修復するときに当時オーストリアに併合されてしまっていたポーランド出身の

Stanislaw Wyspianskiという画家のステンドグラスです。

ミケランジェロ最後の審判の怒れる神をモチーフにしたらしいのですが

この絵の手法が当時センセーショナルだったらしく批判も浴びたらしいのですが

後に芸術的にも素晴らしいと多くの人の共感を呼んだとの事です。

丁度アールヌーボーの時代でその影響も受けているような気がします。

何か圧倒的な宗教的力を感じて胸打たれました。

 


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聖十字架教会です。

 ミサが終了後、神父様が子供たちに聖歌を教えておられました。

聞き覚えのあるメロディでふと所属教会の亡くなった神父様の事を

思い出しました。そして今年一年のいろんな出来事を思い

大事なお祈りをさせて頂きながら神に感謝しました。

色んな思いがこみ上げてきて不覚にも涙してしまいました。

 

 

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帰り道お婿さんが通った幼稚園がありました。

今はオーストリア領事館になって居るそうです。

灰緑の素敵な目をしたキュートなはにかみ屋の男の子が

走り回って遊んでいる風景が目に浮かびました。

 

 

 

 

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 今年のクリスマスケーキ🎄です。ラム酒漬けフルーツをたっぷり入れました。

 

 

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 クラクフのクリスマスマーケットで買ってきた木の実とナッツの

ドライなリースです。可愛い栗の実が一つ取れてしまいましたが

今年は手抜きでこれに決定。

もうすぐクリスマスですがまだ今年は何も準備をしていません。

暮れもあっという間に過ぎ駆け足のように今年が終わってしまいます。

 

 

 

 

 

 


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