森のとんびの声を聴きながら秋にエコールドパリの画家たちを想う。

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藤田嗣治に没頭?しております。

先日絵を見に行ってからと言うもの

I ‘m in to Fuzita状態です。

画伯の生涯を紐解いて見たくなり

乳白色の技法がどうして生まれたのか

画伯は人生をどのように生きられたか?

家族は?など,今まで以上に

知りたいことだらけになってしまったからです。

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藤田嗣治展で見た素晴らしい絵を

又じっくり見たくなり

DVDも買い求めて見ました。

193点もありますので中々見応えがあります。しかし図録よりは良く手頃な価格で

好きなときに眺められてとても満足しています。それにBGMが心地よく

思わず眠ってしまいました。

 

 

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モディリアーニ無くして藤田は語れません。生き急いだ感のある彼は

後を追ったジャンヌと共に

エコールドパリの伝説となりましたが

彼があと10年生きていたら

どう変わって居たかと思うと

とても残念です。実はとても純粋で頑な?

自分の夢を守り続けた画家だと思います。

ゴッホしかり田中一村など絵のために

自分を究極に追い詰め清貧洗うがごとくの

画家に何故か強く惹かれてしまうのです。

凡人はやはり非凡に憧れてしまうのですよね。

 

 

 

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 モディリアーニを読んでいましたら又もっと

彼の芸術を読み解いたものが見てみたくなりました。

幼いころから両親、特に母親が教養豊かな人で有ったため

イタリアからパリに来た時も流暢なフランス語を話し

優雅な物腰、育ちの良さからくる気品と文学的素養迄

兼ね備えていたという事でした。

その彼が自分の芸術を追及するために破滅の道を

たどったのだと思うと胸が苦しくなりました。

 

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同じ時代に生きたモンパルナスの女王と呼ばれた

KiKi。スーチン、キスリング、藤田、モディリアーニ等のモデルを

勤めますがエコールドパリの画家たちは競ってKiKiを描きました。

ジャンコクトーや、この時代のパリにいた芸術家たちの花ともいえる

KiKiでした。彼女の人生もまたエコールドパリと共に

絶頂期を迎え、終わりもまた共にと言った人生であったように

思います。 この所毎日読書に没頭し、モンパルナスに思いを馳せて

昨日は夢にまで出てきてしまいました。まるでその昔

女子高生の時代にポールベルレーヌやバイロンワーズワース

夢中で読んだ頃が懐かしく思い出されて、

この年になっても絵画や書物にときめく?のも良いものだなあと

一人悦に入っておりました。

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今朝の散歩で出会った白鷺です。ちょっとぶれてしまいましたが

何やら餌を見つけたらしく一心不乱にくちばしで掻い摘んでいました。

 

 


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