藤田嗣治展を観に上野へそしてエコールドパリの事

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28日金曜日にかねてからどうしても見たかった レオナール藤田を見に

上野の東京都美術館に行ってきました。

姪もアート大好き人間なのでお休みも丁度取れて そして久しぶりの秋晴れの中ワクワクしながら一緒に出かけました。

流石に藤田の没後50年の大回顧展と銘打っただけあります。 素晴らしかった。

二度の大戦を経験し時代に翻弄されながらそれでも パリや南米等各地に滞在しながら

戦後日本を発ってから二度と祖国の 土を踏むことのなかった藤田の生き様や

人間性と芸術への思いが 溢れていて、特に戦時中に書いたアッツ島玉砕の大カンバスの前では 思わず涙して祈ってしまいました。藤田の生きた戦前戦中戦後と

所謂、パリ派、20世紀初頭にパリで活躍した?外国人画家たちですが、
ユダヤ系が多く日本人画家もいた中、彼はそのうちの一人でもあります。
学生時代、美学で習った話が衝撃的で今でもエコールドパリの画家たちの話は
頭に残っています。特に絵のことなど専門的に知るわけでもないのですが
エコールドパリの画家たちの事は心惹かれます。
彼らの中には悲劇的で破滅的な生き方をしたモディリアーニや、パスキンのように
愛人にさよならと書き残し手首を切って自殺したり、ユトリロのように生涯アルコールと精神病で苦しんだりと非凡でしかも才能があっても
世の中に受け入れられない中 此れでもかと言うくらいに苦しみ,もがきながら

自分たちの芸術を自分たちなりに高めあってきた芸術家たち。

ましてやその時代の画壇の重鎮たちに背を向けて
なんの後ろ盾もなく自分の芸術性を信じて絵を描いてきた。

人間て凄いなと感じた事を思い出しました。

 

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そんな藤田の絵を倒れるばかりに眺め倒し、ゆうに3時間を超える鑑賞の後

陽も少々落ちてきて出口を出た所、おべんとう展なるものが開かれていました。

もうとても鑑賞する気力がなくただ面白いなとは思いました。

 

 

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藤田展の前に腹ごしらえとばかりに美術館のレストランで上に書きました

お弁当展のコラボメニューのお弁当を2人で一緒に頂きました。

まさにピクニックのお弁当と言った感じで

外の上野公園で食べたいようなお弁当ね!何て言いながら

頂きましたが中々美味しかった。

 

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中はオムライスにヒレカツ?サンド、

チキンソテーにから揚げ、海老フライにポテトフライ

フルーツにお野菜の付け合わせと何だか子供が喜びそうな

メニューでした。

 

 

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おべんとう展のパンフレット。

 

 

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上野から新宿でおりて買い物をして帰る予定でしたが

疲れてしまって姪が手土産にと買ってくれたFloのケーキで我が家に

帰ってフルーツティーで今日の美術鑑賞?を語り合いました。

 

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娘が送ってくれたうにの大好きなジャーキーを食べている後ろ姿です。

又見てほっこりとそしてジーンと来ました。

 

※少し修正しなければいけない箇所がありました。

エコールドパリで活躍した日本人のうちの一人と書いてしまいましたが

私の記憶違いでエコールドパリで活躍した唯一の日本人であることの

間違いです。失礼いたしました。

 

 


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