爺さんの叙勲顛末記

大変有り難い事に先日我が家の爺さんが叙勲され

畏れ多くも頂くことになりました。  

春や秋に叙勲される方々の

ニュースは聞いておりましたが

身内が頂くという事になりますと何だかピンと来ませんでした。

しかし長い間色んな苦労や出来事を乗り切って

頑張って来た爺さんを何だかんだ言っても

尊敬しておりますし(頑固ジジイですが)

先ずは2人、共白髪まで過ごしてこられたことにも感謝あるのみです。

今回の叙勲の発表を御覧になった色んな方々にお祝いの電報や

お電話を頂いて祝福していただき

派手なことや無駄が嫌いな爺さんも

流石に心なしか嬉しそうでした。

そしてそんな爺さんとは打って変わってこの世的な私は

スワッ!それでは宮中の豊明殿に上がって

有り難く、畏れ多くも今生天皇より叙勲を

頂くと言うこと?そして爺さんはモーニング

私は五つ紋の色留袖の礼装で?とワクワク

しておりましたら爺さん一言!

「行かないよ」と。え〜〜と私。

以前の勤務先から出席を

促されてもお断りしてしまいました。

ちょっぴり?楽しみにしておりました私めはがっかり。

爺さん曰く、頂く事は大変有り難い事だが

それは自分の気持ちの中だけで満足していると。それを大騒ぎする物でもないと。

ましては祝賀会などとんでもないと言うのです。

良く聞きますのは頂いた記念に菊の御紋の付いた記念品

などを祝賀会を開いたあとにお配りするなどなさるという事です。

ですが我が家の頂いた勲章と賞状は飾るでもなく

箪笥にしまったままだと思います。

堅物頑固ジジイですから当初の予定通りと言えばそうですが

私の友人からも、えー行かないの残念ねーと

言われると本当に残念な思いですが

爺さんは家族が喜んでくれればそれが一番と言っておりますので

それで良しとして納得しております。

爺さんは一人っ子で小さいうちから自立

していたと聞いています。私達以外家族も

居りませんので特に今回の受賞で

長女夫婦がとっても喜んでくれお祝いをしに

ポーランドから帰国すると言ってくれた時は

とんでもないと言ながらとっても嬉しそうでした。シュールでニヒル?な次女は

「叙勲?お父さん何かしたっけ?」あなたそりゃないでしょ!

受賞当日は爺さんと婆さん二人でささやかな夕餉を

したためました。あり合わせ(ご馳走を作ればよいものを)

黒キャベツとアンチョビのスパゲッティのみも ワインだけは

サンジュリアンのグランクリュークラッセで乾杯しました。

タンニンのバランスの良い深みのある味でした。

 

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 コクのあるすっきりしたお味でした。

 

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我家の宝として大事にしまっておこうと思います。 

 

 

 

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受賞のことは話すなと爺さんが

言っておりましたがI女史にはお話しました。

素敵なお花を届けて下さいました。

感謝しております。

とっても素敵な色で癒されました。

 

 

 

 

 

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そんな爺さんが先日の叙勲騒ぎを尻目に

もうかれこれ17、8年間使っている

ガーデンチェアの椅子の下の台座の部分が

駄目になってしまい、DIYで丈夫そうなレッドシダー

に付替てくれました。

これで暫くは使えそうです。

 

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咲き続けて4年目になるシクラメンです。

驚異的です!

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今年の柊の実は付が悪く

多分野鳥に食べられてしまったのだと思います。

少しだけ残った実が楽しませてくれています。

 

 

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万両の実は薄くピンク色になって居ます。

真っ赤になるころは冬真っ只中です。

 

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紅葉も色ずいてきました。

 

 

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枝垂れ紅葉も茶色から赤く染まって

この時期の季節の移ろいを感じます。

霜月となってもうすぐに師走が来ます。

一年はあっという間に過ぎていき、一日一日が貴重で

愛おしく感じるこの頃です。

 

 

 

 


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