我が家の炉開き 晩秋の茶の嗜み
霜月も下旬になりそろそろ師走の
声が聞こえてくる今日この頃ですが
今日は我が家で炉開きをしました。
我が家の茶人?が不在ですので
婆さんが爺さん相手に勝手なお点前で
一服を楽しみました。
枝垂れ紅葉🍁も紅葉し小さな庭を
眺めながら頂くお茶は、ここのところの
疲れがスッと取れる感があります。
大好きな志野のお茶碗で一服
主菓子の練りきり
秋の紅葉
練りきりの椿
お軸は高野切の古今和歌集から
文屋の朝康の
吹くからに 秋の草木のしをるれば
むべ山風を 嵐というらむ
訳文に、ちょっと吹き出すと、たちまち
あきの草木をしおれさせるものだから、
なるほどや それで人は山の嵐を 荒らしと
呼び 山風を合わせて嵐の字を作ったのであろう
とあります。森から時折強く吹く北風が
何かこの歌の思いに重ね合わせ感ずるところがあります。
山茶花が咲きました。
万両の実も赤く色づき
晩秋も終わりに近づいている
気配がします。